電動キックボードは含まれる? 含まれない? “超小型モビリティ”の定義を徹底解明

■“超小型モビリティ”っていったいどんな乗り物?

自動車よりコンパクトな地域の足!?

新しい時代の移動手段として注目を集める“超小型モビリティ”。電動で動くイメージはなんとなくあるかと思いますが、実際にどのような乗り物を指すのかはよくわかっていないのではないでしょうか? 今回はそんな“超小型モビリティ”の定義について紹介していきます。

そもそも超小型モビリティ(マイクロモビリティ)とは、短距離の移動などに便利な小型の車両のこと。国土交通省の公式サイトでは、「自動車よりコンパクトで小回りが利き、環境性能に優れ、地域の手軽な移動の足となる1人~2人乗り程度の車両」と定義されています。

超小型モビリティの区分は、大きさや定格出力に応じて下記3つ。今回はそれぞれの区分についてピックアップしてみました。

第一種原動機付自転車(ミニカー)

この区分は第一種原動機付自転車(この場合は排気量が50cc以下のいわゆる“原付”)と同様の大きさや定格出力を満たしている車両を指します。電動バイクや電動キックボードの多くも、この区分に含まれることが多いよう。

・満たすべき定格出力・大きさ
最高速度:60km/h(道路交通法)
定格出力:0.6kW以下
長さ:2.5m以下
幅:1.3m以下
高さ:2.0m以下

大きさや最高速度などの規約を守っていれば、公道での走行が可能となっています。ただし原付と同じ扱いになるので、電動キックボードでもナンバープレートやライトの取得・設置が必要です。

超小型モビリティ(型式指定車)

超小型モビリティのうち原動機付自転車の大きさ以下の軽自動車かつ、明確に決められた大きさや定格出力を守った車両のこと。最高時速60km以下で、高速道路での運行をしないことも条件に含まれています。

・満たすべき定格出力・大きさ
最高速度:構造上60km/h
定格出力:0.6kW超
長さ:2.5m以下
幅:1.3m以下
高さ:2.0m以下

そのため車両には、最高時速60km以下の車両であると車両後面の見やすい位置に表示しなければいけません。こちらも条件を満たしていれば、公道を走れますよ。

超小型モビリティ(認定車)

超小型モビリティ(認定車)は上記2つより大きく、軽自動車と同じ車両の大きさまでOKです。

・満たすべき定格出力・大きさ
最高速度:個別の制限付与
定格出力:0.6kW~8.0kW
長さ:3.4m以下
幅:1.48m以下
高さ:2.0m以下

ただしこの区分の場合は地方自治体などが定めた「交通の安全と円滑を図るための措置を講じた場所」において運行するなど、条件が付与されたことで公道での使用が可能に。もちろん高速道路を走ることもできませんよ。

ちなみに超小型モビリティを運転するのには、普通自動車免許以上が必要。正しい定義をきちんと把握し、安全な走行を心がけましょうね。

(文=モビデン編集部)