もうガソリン式には戻れない!? 交換式電動モビリティの魅力に迫る!

■様々な問題を解消した画期的なイノベーション

交換式電動モビリティのメリットとは

ここ最近普及が進み、注目を集めている電動モビリティ。テレビ東京の人気番組『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』で活躍する電動バイクが有名ですよね。世の中に出回り始めた当初は、充電時間が長すぎるという不満の声が上がっていました。その不満を解消すべく、ここ最近はバッテリーを交換できる「交換式」電動モビリティが注目の的に。今回は、そんな交換式電動モビリティの持つ魅力に迫ります。

電動バイクが発売され始めた頃は、様々な問題を抱えていました。電動バイクのような小型の電動モビリティは、手で押して動かす場面があるために軽量化が求められます。しかしバッテリーの蓄電量は重量と比例するため、蓄電量の小さいものしか搭載できませんでした。さらに移動中に充電が必要になった場合は、30分以上の時間を充電に費やすことに。こういった問題から、当時のユーザーからは不満の声があがっていました。

充電の待ち時間解消や航続距離の延長に成功!

このような問題を解消したのが、交換式バッテリーの導入です。海外では電池交換式モビリティの普及が着々と進んでおり、その利便性から大きな人気を獲得。最大のメリットは、なんといっても街中で簡単にバッテリーが交換できるというところです。例えば台湾のベンチャー企業Gogoroは、街中に2300カ所もの充電ステーションを作り充電された交換式バッテリーを設置(2021年10月末時点)。乾電池のように使用済みバッテリーと交換できる仕組みを作りました。これにより、従来の課題であった充電の待ち時間を解決。そして交換時間が短くほぼ連続した運転が可能となり、航続距離の延長にも成功しました。

日本でも国内の二輪車メーカー4社が協力し、電動二輪車用着脱式バッテリーの相互利用を可能にする標準化に合意。国内での実証実験も行われており、交換式バッテリーの普及に一歩踏み出しました。

交換式バッテリーは災害時の非常用電源など他の用途でも活用できるというメリットがあります。充電ステーションなどのインフラ整備といった課題もありますが、実現すればとても便利な世の中になることが想像できますね。

(文=岡野こうへい)