ついにモビリティもクラウドの時代!? 今注目の「UBMCサービス」とは?

■「UBMCサービス」ってどんなもの?

バッテリーの状態を“クラウド上”で把握

電動モビリティに関心のあるみなさんは「UBMCサービス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか? 正式名称は「UBMC(Universal Battery Management Cloud)サービス」で、パナソニック株式会社が提供する電動モビリティのバッテリー状態をリアルタイムに把握できる“クラウド型”の新しいバッテリーマネジメントサービスのこと。パナソニックの最先端の電池知見と独自のAI技術を用い、2020年にサービスが開始されました。

100年に1度の変革期に突入しているモビリティ業界において、「電動化」は日に日に進んでいます。しかし電動モビリティの種類によっては、バッテリーの残量表示が正確ではない場合がしばしばあり、予期せぬ「電欠」が起こることも。また、バッテリー自体の寿命を把握できないまま劣化が進み、適切な交換時期などを見過ごしてしまう可能性もあります。

そんな中、パナソニックはこれまで培ったきたノウハウを生かし、バッテリーの稼働状態をリアルタイムに把握できるUBMCサービスを開発。これによってバッテリーの状態を見守り、充電切れなどのバッテリートラブルを防ぐことが可能になりました。

「遠隔化」と「地図情報」の活用でもっと便利に?

先ほど、UBMCサービスの利点としてバッテリー状態の把握や予期せぬ「電欠」の防止ができる点を挙げました。しかしそれ以外にも特筆すべき特長が。

それは「遠隔」での運用における利便性です。バッテリーのデータはクラウド上で管理するため、UBMCサービスから提供されるAPIを使って「遠隔」状態でも電動モビリティ全てのバッテリーの状態のリアルタイムでの把握が可能。例えばカーシェアリングなどの電動モビリティ事業者であれば、この機能を利用して利用者に対する適切な電池交換案内や効率的な充電オペレーションなどがおこなえます。

さらに、正確なバッテリー状態の推定をもとにした地図情報を活用することも可能。残りのバッテリー残量で現在位置から移動できる範囲を、マップ上に表示できますよ。またユーザーが設定した目的地や経由地に応じて、最適な充電および電池交換ステーションを盛り込んだルートの案内ができるのも特徴。もちろん地図情報などは今後もアップデート予定となっています。

UBMCサービスは単に個人ユーザーだけではなく、事業者などの観点から見ても非常に利便性の高いサービスであることがわかりました。モビリティとクラウドがつながることによって生まれた、まさに「電動化」の賜物といえるでしょう。

(文=モビデン編集部)