事前の加入をお忘れなく! 電動キックボードでも必要な“自賠責保険”の入り方

■電動キックボードの自賠責保険は手続きが簡単?

原付バイクと同じなので加入が必要

キックスケーターに原動機が装備された電動キックボード。短い距離の移動をスムーズにするだけでなく、CO2排出量がとても少ないエコな乗り物として近年人気を集めています。そんな電動キックボードは、条件を満たすと原動機付自転車(原付バイク)と同じように公道を走ることが可能。例えば、公道で走るためには自賠責保険の加入が必要です。しかし、手続きの方法がわからないという方も多いはず。そこで今回は、電動キックボードで走るために必要な自賠責保険への加入方法について解説します。

まずは自賠責保険について。自賠責保険とは、公道を走る全ての車両(自動車・バイクなど)を対象とした自動車保険。自動車損害賠償保障法という法律により加入が義務付けられており、交通事故の被害者の救済などを目的としています。損害時に支払われる保険金と保障内容は、次のとおり。
・傷害による損害…(被害者1名につき)最大120万円
・後遺障害による損害…(被害者1名につき)常時介護を要する場合最大4,000万円
・死亡による損害…(被害者1名につき)最大3,000万円
なお、未加入での運転は法令違反で1年以上の懲役もしくは50万円以下の罰金が科されることに。原付バイクと同じ扱いとなる電動キックボードも、自賠責保険への加入が義務付けられています。

コンビニなどで簡単に手続き可能

車やバイクを購入する場合、販売店側が自賠責保険の加入手続きも一緒におこなってくれることがほとんど。電動キックボードも販売店で加入手続きができますが、ネットで購入する場合は自分でおこなう必要があります。保険の手続きというと面倒そうなイメージがあるものの、実はそうでもありません。原動機付自転車・125ccを超え250cc以下のバイクは保険会社や郵便局のほか、コンビニやインターネットでも簡単に加入手続きが可能です。

例えば、セブン-イレブンのマルチコピー機での手続きは次のとおり。
1.マルチコピー機に必要な情報(氏名、住所、電話番号、車種、登録番号、車台番号、使用の本拠地、保険始期日、保険期間)を入力
2.払込票を印刷し、レジで保険料を支払う
3.ステッカーとしおりを受け取る
4.再びマルチコピー機へ戻り、自賠責証明書を印刷
このような流れで、全て1日で済ませることが可能。①の手順はネットでの事前申し込みでも入力できるので、忙しい時のスキマ時間を活用しても良いでしょう。なお、ステッカーを貼り忘れると自賠責保険未加入とみなされてしまう恐れも。受け取った後は必ずナンバープレートに貼りましょう。

電動キックボードの場合、自賠責保険の保険料は次のとおり。契約期間が長くなるごとに、保険料は割安となっていきます。
・12カ月…7,070円(1年あたり7,070円)
・24カ月…8,850円(1年あたり4,425円)
・36カ月…10,590円(1年あたり3,530円)
・48カ月…12,300円(1年あたり3,075円)
ちなみに、自賠責保険料は廃車のために途中で解約すると払い戻しがあるとのこと。それを考えると、期間の長い契約をするのがおススメだと言えます。

電動キックボードはコンパクトで気軽に乗れるとはいえ、時には人にケガをさせてしまうことも。実際に電動キックボードによる事故は増加しつつあり、2021年は11月末までに60件の事故が発生しています。万が一の場合の備えとして、自賠責保険には必ず加入しておきましょう。

(文=岡野こうへい)